英語の発音が苦手な人向け!カンタン洋楽の歌い方

英語の曲を歌えたらかっこいいなぁ。。。

でも、英語なんて読めないし聞き取れないし難しいしなぁ。



日本人の多くが「英語」に対して苦手意識を持っています。
それには色々な背景が理由にあるのですが、ただ、英語に苦手意識は持つものの「洋楽」を好きな日本人は意外ととても多いものです。たくさんの生徒様とお会いしてきましたが、洋楽に限らずそもそも歌が好きな人というのが本当に多いなぁと感じます。


レッスンする中でのお悩みでトップクラスに多いのが、
「洋楽歌いたいけど英語できない!」




結論から申しますと、そんなに難しいことじゃないんです。
やり方のコツさえ覚えてしまえば、誰でもあっという間によりネイティブに近い発音で歌うことが出来る様になります。ここでのポイントは、話すことではなく「歌う」ことがゴールということです!

今までの読み方をリセットする

I'm 13 years old.

上の文章を皆さんはどう読みますか?おそらく、

「アイムサーティーンイヤーズオールド」

と書けてしまうと思うんです。洋楽を歌う際にまず邪魔になってしまうのが、このいつの間にやら固定化してしまったカタカナ読みです。英語歌詞を見た際にこの今までのカタカナ読みをまずリセットしてください。こんな簡単な文章でも「どう言っているんだろう」と全てを疑うことから始めましょう。

聞こえてきた音をそのままカタカナにしてみる

先程カタカナ読みをリセットすると言いましたが、これは日本語読みのカタカナがいけないということで、カタカナ自体はとても便利で発音矯正に使える道具なんです。

具体的にどういうことか。ここから実際に、曲を使って進めていきましょう。

どの曲にしようかと悩みましたが、誰でも簡単に歌えて多くの人が知っている歌にしました。

Let it go アナと雪の女王

Let it go Let it go 
Can hold me back anymore 
Let it go Let it go 
Turn away and slam the door

Let it go のサビ部分でいきましょう。

まず1文目。

Let it go Let it go Can hold me back anymore 

皆さんはどうカタカナにしますか?まず試しにやってみましょう。

レリゴー レリゴー キャン ホールド ミー バック エニーモア


こうなっていませんか?
しかし、このままだとリズムにはまらず間に合わなくなってしまいます。

では、私が表すとどうなるかというと

レリッゴーゥ レリッゴーゥ  ケン ホーミーバッケニーモーォァ

こんな感じですね。比べてみてどうですか?
一番重要なポイントは聞こえてきた音そのままの音に近いカタカナをはめていく、ということです。
例えば、hold me はホールドミーとつい書いてしまうと思うのですが、よく聞くとイディナさんはそうは言ってませんね。ld部分はほとんどないです。なので、ホーミー。

Back anymore もバックエニーモアではなく、バッケニーモーオアです。

この場合、単語と単語が繋がった発音になります。これをリンキングと言ってbackのkとanymoreのaが繋がってケとなります。これはさまざまな箇所でよく出てくるので覚えておきましょう。

細かい部分ですが、「レリゴーゥ」の部分を半角の「ゥ」にしたのにも理由があって、
ほんの少し添える程度にゥを発音したいので、小さめという意味も込めて半角にしています。

こんな風に自分がわかりやすいカタカナを忠実に当てはめていくことも大切です。

この発音カタカナ(便宜上、命名しました)を当てはめる練習をすると、英語を「言葉」として出なく「音」として捉えることができ自然と耳も良くなってきます。
耳の良さは歌を歌う上でも上手くなるための大事なスキルなので効果大です。

それでは、サビ部分を発音カタカナにしてみましょう!

レリッゴーゥ レリッゴーゥ  ケン ホーミーバッケニーモーォァ
レリッゴーゥ レリッゴーゥ  トゥーナァウェイ エン スラーム ダァ ドーォァ
アーァィ ドンケー ワッデイ ゴイン トゥ セーィ
レッダ ストーム レイ ジォーーン
ダ コール  ネヴァ ボドゥミ エニウェーイ

どんどん聞いてみましょう!

あくまでこのやり方は、英語が読めなくて洋楽が歌えない人に向けた練習方法です。
しかし、発音矯正にはとても使えます。
もっとネイティブに近づけたい人は固定概念に囚われず、より細かな「音」に注目して練習してみてください。


ぜひ楽しんで洋楽を歌ってくださいね!